~オリックス、山下舜平大プロ初勝利&田嶋今季初勝利! の巻~
山下舜平大
なめた結果、本拠地で最下位日本ハムに手痛い連敗を喫して迎えた、仙台・楽天戦。
初戦の先発は中10日で山下舜平大。
プロ初登板が開幕投手からのプロ2戦目の登板は緊張もだいぶ軽減されたはずで、今回も20歳とは思えない堂々たるピッチングを披露。
5回/被安打2・奪三振10・与四死球3・失点0と十分すぎる投球で、プロ初勝利を掴み取りました。
ピッチャーによっては手の届かないプロ1勝も、山下に関してはただの通過点として思えない。
それだけの投球を再びみせてくれました。
若月のリード
分岐点は初回先頭の西川。
9球粘られるも最後は大きなカーブで三振と、根負けしなかったのが大きかった。
打者の目が慣れてきたはずの2巡目五回に3三振。
真っすぐで追い込んでカーブという配球で2つ奪ったあと、3つ目は最後まで4球続けての真っすぐ勝負で三振。
若月のリードもお見事でした。
ショート・ゴンザレス
紅林に競り勝った野口が不振。
想定内ではありましたが、その穴を埋めたのは、新外国人のゴンザレス。
天然芝ということもあってのゴンザレスのショート解禁でしたが、それが打にも好影響を与えたのか、2打席連発の大爆発で勝利に大きく貢献。
捉えたのは真っすぐにフォーク。
いずれも真ん中付近の甘い球も、それを逃さず運んだゴンザレスを褒めるべき。
好守で活躍のゴンザレス。
しかし、ハッスルし過ぎたせいか次戦はベンチ外。
34歳という年齢もあり、遊撃問題一発回答とはならず。
田嶋大樹
2戦目は田嶋大樹。
初回すぐに太田と杉本の一発で3点貰ってスイスイ、今季初勝利。
ボール自体は前回登板のソフトバンク戦の方がよくみえましたが、決して悪いという内容ではなく安心して観ていられました。
田嶋の投げるボールは相手云々というレベルにあらず。
得手のみに絞り苦手を避けてローテを崩す必要をまったく感じず、中6日でしっかり回す方が、チームにとっても田嶋にとっても利大いにあり。
太田と杉本
太田の今季第一号は、高々と舞った打球が風にも乗り右中間に。
一発のある太田の打席は楽しみが多い。
このまま空いた二塁(もしくは遊撃でも)を掴みきってほしいもの。
杉本はリーグトップの第4号。
自分の能力以上のものを出そうと苦しんでいた昨季。
昨季の低迷を経て余計な力みが取れた今季。
いいスタートが切れました。
捕手・若月健矢
森の怪我もありこの2連勝のマスクは若月健矢。
坊主憎けりゃ袈裟までで、(ようやく消えた感のある)伊藤光信者の嫉妬による偏見、または若月自身の打力の低さで、これまで見逃されていた若月の捕手としての能力が再評価されてきたのは嬉しい限り。
もう一本が出ないと(一部のファンが)嘆いていた打線も、この2連戦は6点、7点。
チーム本塁打数、本塁打数ともにリーグトップ。
これが続けば得点圏どうこうなど大した問題でなく、点が入るは、自明の理。
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