~オリックス・杉本、満塁弾でチームを救う! の巻~
ホットライン
ファーム前半戦最後の試合で3打数3安打と、ようやく結果を残した杉本裕太郎を即一軍昇格。
昨年初本塁打を放った辛島が相手先発ということもあり、即スタメン起用。
ファームから上げた選手を、モチベーションが高い状態ですぐ使うのが、福良の美点。
そして、
その杉本が大花火を打ち上げ、チームを勝利に導く。
オリックスの強みである、福良-長村-田口のホットラインが引き寄せた白星と言っても過言ではないでしょう。
最下位チームに連敗していては話にならず。
連敗を、3で止めました。
先入主①
相手先発が左の辛島ということで、右打者をずらりと並べた福良。
打撃好調の西野まで外したのには、正直、言葉を失いました(もっと正直に言えば、負けを覚悟しました)。
松葉と同じく、左打者に得意のチェンジアップを投げられない辛島は、
これも松葉と同じく、左打者を苦手にしています。
それは数字にも出ていて、
辛島の対右打者の被打率は,232ですが、対左は,261。
福良が、
数字よりも、右投手には左打者、左投手には右打者という先入主で動いている証拠です。
先入主②
また、左投手が先発のときはスタメンを外され、
昨日も左投手が出てきた場面で代打を出された、三割バッター・西野の左右投手別打率は、
対右投手,333、対左,429。
右投手の打数106に比べ、対左は7打数と全く起用されていませんが、それでも。
軸が崩されることが少なく、左投手を苦にするバッティングスタイルではありません。
これも、福良が、
数字よりも、右投手には左打者、左投手には右打者という先入主で動いている証拠。
統計学上否定されているバントを信奉する福良ですから、
数字軽視は分かっていたものの、
試合開始前から、辛島、西野と二例見せつけられると、なかなか悲しいものがあります。
6連打&グランドスラム
三回までは、ずらり並べた右打者が辛島の術中に嵌っていましたが、
四回、まさかの6連打。
ロメロ、吉田、伏見の3連打も各駅停車で還ってこれず、いやな予感がしたところ、
武田が外のチェンジアップをバットの先ですくい、4連打でようやく1点。
続く杉本が、ここ最近の鬱憤を晴らす特大アーチをバックスクリーンにかけて一挙4点のグランドスラム。
さすが、田口が「10億稼げる男」と評するだけの男です。
まだバットが外から出てくるときもあるものの、そのパワーは魅力。
小兵ぞろいのオリックスにあって、杉本の存在は貴重です。
伏見の一塁起用
ようやくといった感のある、伏見の一塁起用。
中島、Tが続けて故障した際、コメント欄で伏見の一塁起用の提案を受けたのですが、そのご意見はまさに納得のいくもので、
貧打解消の一助となると思っていました。
さっそく伏見は結果を残し、2安打2打点。
七回の三塁打は勝負を決定づける大きな一打でした。
また、六回に放った後藤のタイムリーもチームを助けました。
オリックスファンの先輩曰く、「藤井が期待している選手として名を挙げていたのが後藤」。
その言葉を思い出しました。
リベンジ
辛抱強く金子が投げ、
七回途中から吉田一将、八回に山本。
昨日点を許した両投手に、早々にリベンジの機会を与えたベンチワークはお見事。
そしてそのベンチの期待に応えた両投手もお見事。
負の感情を一掃し、前半戦を終えました。
鉄壁のリリーフ陣が崩れての昨夜の敗戦。
それを引きずらなかった今日の試合。
連敗を止め、貯金蓄えての、オールスターブレイクです。
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