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吉田正尚

~オリックス・吉田正尚、スラッガー「MLBが好き!」の巻~




吉田正尚

スラッガー2018年7月号の1コーナー、「プロ野球選手が語る MLBが好き!」より。
当月号の語り部は、吉田正尚

吉田といえば、ブライス・ハーパー
今季からワシントンからフィラデルフィアに移ったハーパー。
13年3億3000万ドルの価値に見合う働きはみせてはいませんが、その実力は2015年MVPでも明らか。
喜びを抑制するを是とするいまのMLBの風潮に異を唱え、「ベースボールに楽しみを再び」のフレーズ通り、常に全力で戦う姿勢は、一度観れば多くの野球ファンを虜にします。



スイング一つで魅了する選手

「大学の3、4年の時に(ハーパーを)初めて知ったんですけど、同じ右投げ左打ちで、年齢が1学年上というのもあって見るようになりました。スイングスピードとか、ハイパフォーマンスに惹かれました」

「ハーパーはとにかく魅力的でした。スイング一つで魅了する選手はそういないですよ」

そういない選手に吉田自身がいまはなり、吉田のスイングに魅了され



カルロス・ゴンザレス

ハーパー以外に好きな選手として、カルロス・ゴンザレス、チャーリー・ブラックモン、ジョーイ・ボトーを挙げた吉田正尚。
三人とも左打者。
ボトーはちょっとタイプが違いますが、カーゴにブラックモンは吉田と同タイプの強打のスラッガー。
特にゴンザレスに関しては「インパクトがでかいところ(が好き)です。フォロースルーが大きくて。打球がなかなか落ちてこないバッティング」。

今季はインディアンス、カブスマイナーが働き場のカーゴ。
年齢もまだ33歳。
来日すれば話題になること間違いなしの選手です。



勝ち残るためには個々の力は必要

MLBと日本の野球の違いについて、「ロメロと話すときがあるんですけど、野球を楽しむというところです。向こうは小さな頃から常にフルスイングしている、と。チームプレーもありますけど、勝ち残るためには個々の力は必要ということで、その違いは感じます」と語る吉田正尚。

チームプレーの価値が米国より高い日本。
しかしその日本は、個々の力を軽視し過ぎ。

昼飯抜きぶっ続けで犠打や右打ちの練習をさせていた指揮官がいましたが、それ以上にヒットを打てるようになることの方が大事なわけで。

「勝ち残るには個々の力が必要」。
チームにとっては耳の痛い諫言。



二番強打者論についての吉田の見解

2017年シーズンは二番に入ることも多かった吉田。
マイク・トラウト(エンゼルス)やクリス・ブライアント(カブス)といった強打者が当然のように二番に入るMLB。

「楽天のペゲーロがやっていましたけど、確かに怖いですよね。一・二番で一気に攻められる方が嫌です。ゲッツーのリスクもありますけど、そこで長打が出れば二・三塁になりますし。ただ打順が順番通りなのは最初の一打席ぐらいなので、自分がしっかり仕事ができればいいと思っています」

二番強打者論についての吉田の見解

犠打の有効性がすでに否定されている以上、旧型二番はすでに昭和の産物。
いまは三番に入る吉田ですが、ロメロ復帰・モヤ加入前は四番。
確かに打順が順番通りなのは最初の一打席も、二番より四番の方が打席が増えるということはなく、である以上チーム一の強打者・吉田正尚に多く打席を与える機会をつくることはチームの勝利のためにも必要条件。
そしてそれを行っているのがセイバー重視のMLB。



背番号「34」

最後に背番号「34」について。

当然にハーパーは意識したものの、デビッド・オルティズ(レッドソックス)の背番号であったことも決め手となったよう。
動きの多い派手なハーパーよりも、静のオルティズの方が吉田の打撃の参考になっているのでは。

7月の月間MVP受賞に加え、8月の候補にも名を連ねた吉田正尚。
8月ここまでの打率は,438
同,408、本塁打6、20打点のロメロとともにチームを牽引します。

最下位脱出、Aクラス、そして2位もみえてきたオリックス。
吉田のおかげであり、大事なシーズン後半戦も吉田のバットに祈りを託します。





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