~オリックス、アルバース・ロドリゲス退団 の巻~
アルバース
去就が注目されていた、アルバースとロドリゲス。
本日発表された保留者名簿に両助っ人の名はなく、退団の運びとなりました。
2018年にオリックスに入団したアルバース。
開幕からローテ入りし、弱小オリックスにいながら球宴前に9勝の荒稼ぎ。
この時点で年俸大幅アップで2年契約を結びましたが、成績的にはここがピーク。
契約直後に発症した腰痛の影響が3年目の今季まで影響し、結果、9勝→2勝→4勝。
来季36歳、年俸2億。
退団も、やむなし。
対ロッテ、対ソフトバンク
アルバースといえば、ロッテとソフトバンク。
対ロッテは通算6勝3敗。
不調の2019年も21回1/3投げて防御率1.27。
一方、対ソフトバンクは通算0勝5敗。
防御率は2019年が12.89、2020年が12.71(2018年は登板なし)と全く通用せず。
今年も一方的に終わった日本シリーズ。
また別にまとめるつもりですが、2戦目滅多打ちを食らった軟投派の今村がアルバースに見えて仕方ありませんでした。
ロドリゲス
もちろん好成績もあれど、一年目途中で複数年契約を結べたのは、「先生」とも称されたアルバースの人間性も大きかったはず。
山崎福也の成長の裏にはアルバースのアドバイスあり。
今季大きな飛躍を遂げた愛弟子が受け継いでくれれば。
続いて、アデルリン・ロドリゲス。
59試合/打率.218、本塁打6、出塁率.280、長打率.363、OPS.642。
打率はともかく長打勝負の助っ人がこの数字ではさすがに厳しい。
加えて守備も、(三塁を守るとは思っていませんでしたが)一塁で8失策。
サヨナラアーチ
ただ、ロドリゲスといえばやはり、有観客初戦でみせたサヨナラアーチ。
二死からジョーンズ、Tが粘って出て最後ロドリゲスが超低弾道の一発を放ってサヨナラ勝ち。
今季初めてスタンドを埋めたファンに最高の一瞬をプレゼントしてくれました。
数多の助っ人が来ては去っていきますが、この一打でオリックスファンにとっては忘れられない選手になったのでは。
それくらいに印象深い、ロドリゲスのアーチでした。
お釣りなしの一打にもかかわらず、超低空弾にもかかわらず、走らないロドリゲス。
長距離砲としての矜持がアドレナリン出まくりの表情にも表れていました。
ソフトバンク・長谷川勇也
FA宣言すれば手を挙げると噂されていたソフトバンク・長谷川勇也は結局残留。
自らを律することのできる選手の多いソフトバンクのなかでも、自分にまた他者にも厳しい長谷川。
FA選手の獲得には基本反対の立場ですが、数字はともかくそれでも来てくれればと思っていた選手ではありました。
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