~オリックス、漆原で勝ち逃す の巻~
漆原大晟
3点差となって、3点取った直後に4点取られて負けた前日の試合を思い出す不安。
その不安をより一層大きくしたのが、漆原大晟の起用。
クローザーを外したことで吹っ切れた印象も、投球内容自体はいまだ不安。
前日の逆転負けも無駄な四球から生まれたものなら、この試合もそう。
先頭打者を2球で追い込みながら、変化球入らず勝負球の真っすぐで空振り取れず、フルカウントから置きにいった真っすぐを弾き返され、一死後その真っすぐでカウント稼げず四球。
続く安田に初球をライトスタンドにもっていかれ、あっという間に同点。
また漆原で勝ちを逃がしました。
漆原の起用自体
中嶋曰く「勝負球の選択というか。あそこの四球の後にカウント球で入るべきなのか。4番打者に。そういう不注意がああいうことになる」。
配球論も大事ながら、漆原の起用自体に問題はなかったのか。
勝ちに行くならば安田の場面で3人の左投手の誰かの起用はなかったのか。
平野が頸部痛で離脱という誤算あれど、だからこそ総力戦で補っていかねば。
山岡泰輔
先発の山岡泰輔は今シーズンナンバーワンのピッチング。
変化球のキレよく、打者に的を絞らせませんでした。
だからこそ、山岡に白星を付けて上げたかった。
追加点を奪った七回は安田の失策から。
二死となって吉田と中川に適時打。
強いスイングの吉田に巧打の中川。
ともに持ち味を生かしての2得点。
これで決まったと思ったものの、自らの失策をバットで取り返した安田。
杉本敬遠でジョーンズ勝負
問題は、ジョーンズ。
全力疾走できず打席での粘りもない。
ボルチモア時代を知る者にとっては、NPBの真っすぐに振り遅れるいまの姿には悲しみと寂しさ。
守れないは織り込み済みも、そこに走れないも加わり、さらに打てない。