~オリックス・山岡泰輔、貫禄のブルペン入り の巻~
山岡泰輔
3年目の23歳とは思えない貫禄があります。
オリックスの山岡泰輔投手(23)が7日、今季初のブルペン投球を行った。100球以上の熱投だったが「傾斜を確認しました。半年ぶりくらい。良くもなく悪くもなくです」と冷静だった。
平井投手コーチが左右のバッターボックスに立つ中で投球。「打者に対して向かっていくように。内角に投げるので」と感覚を確かめた。昨年まで使わなかったフォークも投げ「遊び感覚です。使うタイミングがあれば使えるように」と投球の幅を広げる構えを見せた。
この日は、侍ジャパンの稲葉監督が訪問。3月9、10日に行われるメキシコとの強化試合(京セラD)に出場する侍ジャパンにリストアップされている右腕は「選手をやっていれば目指すべき。選ばれたらうれしい」と意欲を見せた。(スポーツ報知)
昨日、二軍が自主性を重んじるという記事を書きましたが、阪急時代から社会人選手が多かったオリックスはもともと自主性を尊重する土壌があります。
エース争い
山岡などはその代表格で、一年目春のキャンプから自らの調整法を福良をはじめとする首脳陣に認めさせ、その点をオリックス入団のメリットとして挙げていたほど。
プロ3年目、年齢でいえばまだ23歳。
チームが違えば、初日からブルペンでのピッチングが強いられることも。
焦ることなく、マイペース。
山岡には自分があり、それを主張できるだけの言語力と論理性がある。
プロ2年、いまだ二桁勝利はないものの今後のオリックスを支えていく投手であることは間違いなく、今季から入団同期の山本由伸とのエース争いが始まります。
別格
昨年、お世話になっている先輩にオリックスバファローズ激励会に呼んでいただいたときのこと。
会場は年齢で区切られ、若手選手とその他の選手・首脳陣に分けられていたのですが、その若手選手会場で別格の雰囲気を醸し出していたのが山岡泰輔。
背は低く横幅も大きくなく、一見するとプロ野球選手にはみえない山岡ですが、言葉では表現できないオーラを感じ、山岡がオリックスの今後を担う選手であると再確認したことを思い出します。
不在
侍ジャパン入りにも意欲を燃やす山岡。
振り返れば1年目秋にも招聘されていたものの、自らの故障により辞退。
興行色の強い侍ジャパンにあまり興味はありませんが、興味を削ぐ一因にオリックスの選手の不在があることは否めず。
吉田正尚に山本由伸、そして山岡泰輔。
彼らがそこにいれば…。
東京五輪は、来年です。