~オリックス、山崎福也好投も7連敗・借金14・8月1勝 の巻~
7連敗、借金14
またも怪物・柳田悠岐の一発に散りました。
これで7連敗、借金14、対ソフトバンク1勝8敗。
チーム打率も急降下でリーグ5位まで落ち、チーム防御率も5位。
本塁打数は6位、そして打点は5位の日本ハムに31点の大差をつけられダントツの最下位。
リーグトップは犠打数だけとなっています(実際のところトップではなくワーストという意味となりますが)。
選手個々の能力が低けりゃ、それを補う采配も輪をかけて酷い。
だからこのような結果となります。
七回まで無四球
先発の山崎福也は今日も好投。
緩いカーブを効果的に使い七回まで1失点のナイスピッチング。
初回の1点も柳田と中村の巧打によるもので、相手を褒めるべき。
そして最も素晴らしかったのは七回まで無四球だった点。
昨季までの山崎からは考えられず、成長の一言で片付けるにはもったいないくらい。
とにかく、素晴らしいピッチングでした。
信頼の続投
八回のマウンドにも山崎福也の姿が。
七回終わって93球、交代も考えられるなかで八回を任されたのは山崎への信頼の証し。
ただ先頭の明石にこの試合初の四球。
ここで100球到達。
杓子定規に考えるならば交代もありましたが、ここも続投。
二死二塁となって上林にフォアボール。
制球おぼつかずの四球ではないものの、ここで110球。
対するは強打者・柳田。
しかしここでも山崎続投。
結果はインコースの厳しい球をライトスタンドにもっていかれて1-4となり試合終了。
ここでようやく山崎交代となりました。
「育成」
山崎続投が敗因でもありますが、今シーズンすでに終わったチーム。
目先の勝利に拘るよりも、ようやく一本立ちし始めた山崎にこの試合を託す方がこの先何倍も有益。
そしてこれこそが「育成」ということ。
打たれはしたものの首脳陣からの信頼を感じ精一杯投げた山崎にとって、柳田の一発とその前の2四球は成長への大きな糧となるはず。
西村の好判断、好采配でした。
ダブルスチール
西村の采配といえば、同点の六回の攻撃。
Tの二塁打に牽制悪送球が絡み無死三塁。
伏見、ロドリゲスが凡退し二死三塁となって安達が四球で二死一三塁。
やるかなと思いながら観ているとやはりやったダブルスチール。
結果はTが刺されておしまい。
奇襲
この場面、決して足の速くないTが三塁走者。
そして、西浦に代え西村を代打で起用。
一般的にはダブルスチールが考えにくい場面での重盗は、いわゆる奇襲(バッター小瀬、三走カブレラでのスクイズを思い出してもらえれば)。
ただ奇襲が成功するには、打者西村がサインを再確認しており、また一つ覚えのように西村は重盗を仕掛けすぎ。
3年連続日本一のチームの正捕手を務める甲斐がそのことに気付かないはずがなく。