~オリックス、スカウト会議 の巻~
即戦力
10月5日、球団事務所でスカウト会議を開いたオリックス。
現場からは「即戦力の先発投手」という要望が挙がっており、半数以上は投手を指名する方針(スポニチアネックス)とのこと。
当然でしょうね。
野手では、吉田正尚、園部、奥浪、大城ら来季以降楽しみなメンバーが出てきましたが、
投手陣に目を向けると、来季が楽しみな若手は皆無といってもいい状態。
完全最下位の惨状が示すように、全てのポジションが足りていないのは明らかですが、
それにしても若手投手陣は枯渇。
ドラフト1~4位まで投手指名でよいのではないでしょうか。
瀬戸山隆三球団本部長は「できれば我々の決めた順番で、競合覚悟でも行きたい」と不退転の決意を明言(スポニチアネックス)。
即戦力で競合覚悟となると、候補は二人。
佐々木千隼(桜美林大)か田中正義(創価大)のどちらかでしょう。
田中正義
春先は、12球団すべてが一位指名するとまでいわれた田中。
右肩痛が長引き、評価が下がりましたが、
田中を指名しようとするチームにとっては好都合。
大学4年春までの防御率は、驚異の0.37。
大学3年時のユニバーシアード日本代表壮行試合では、NPB選抜相手に7連続奪三振。
そのなかには、オリックス・武田健吾も含まれています。
状態はまだ万全とはいえませんが、素材的には間違いなく一級品。
勝負するだけの価値のある選手です。
この唸るようなストレート、
オリックスにぜひ欲しい。
高校四天王
サンケイスポーツでは、寺島成輝(履正社)を含めた高校ビッグ4の藤平尚真(横浜)高橋昂也(花咲徳栄)今井達也(作新学院)をリストアップ、とありますが、
オリックスの現状を鑑みると、高校生を1位指名するだけの余裕はありません。
外れでもないような気がします。
寺島や今井は、素材的にも文句なしなのですが…。
最下位に沈んだおかげで、2位指名の選択権が一番目となったオリックス。
つまり、13番目の選手を獲得できるということ。
ここも非常に大事になってきます。
2013年の東明のような選手が残っている可能性もありますから。
とにかく、今年のオリックスのドラフト、
例年以上に楽しみで、重要です。