~オリックス、さすがの侍戦士・山本由伸&宮城大弥! の巻~
山本-若月
気分よく空高く飛ぶ鷹を捕まえたのは、日本のエース、史上初の2年連続投手五冠・山本由伸。
帰国後一軍初登板で完調とはいえぬ内容ながら、2回のピンチを凌いだあとはスイスイ。
日本最終年となるであろう今季、順調なスタートをきりました。
その二回、先頭の栗原にヒットを打たれ、一死から中村に真っすぐが抜けストレートのフォアボール。
ここで迎えた上林へのフォーク3連投、三球三振。
合わないと見切って3球続けた捕手のリード、同じところに3つ続けきれた山本、ともにお見事。
そしてそのサインを出した捕手は、若月健矢。
森よりもいろいろな意味で安心して観られます。
森友哉、初回無死一二塁で犠打
若月にマスクを譲り移籍後初のDH出場となった森友哉。
初回無死一二塁の初球に犠打を試み、失敗。
ここで森に犠打のサインを出すは福良でもたぶんなく森の判断でしょうが、だとすればここまで無意味なことはなし。
昨季終盤入りかけの8月のロッテ戦初回無死一二塁での自己判断での犠打が先制点に結びついた成功体験(と一部ファンとマスコミの称賛)があってのことでしょうが、自分の能力、大枚叩いてFA獲得という自分の求められる役割を考えれば、ない判断。
長打の才
いつも書いていますが、一打で4点入るのが野球の面白さであり魅力。
本塁打もしくは長打を打てる選手はそれをまず狙うのが極論すれば義務。
だのにその才のある選手が初回から犠打とは、情けない限り。
WBCメキシコ戦で、令和初の三冠王・村上が犠打を考えたことを米国では考えられないと報道されていましたが、これを日米の文化の違いと断定していては選手の成長はなし。
(能力は違えど、)森に求められるは吉田正尚の代わり。
そのことを森には再認識してもらいたい。
代打・頓宮の一打
山本が降板してから最後バタバタしたなか、大きかったのは代打・頓宮の一打。
イニング、展開考えても頓宮使うはここ。
もちろん打った頓宮が立派も、左ワンポイントの嘉弥真を頓宮が残っていたこの場面で使ったのは藤本の判断ミス。
にしてもオープン戦から打撃好調の頓宮。
クリーンアップを任せるに十分な打撃ができています。
本気で3連勝を狙ってきたソフトバンクを止めたオリックス。
吉田正尚を封じれば同様、近藤を封じることが今後のソフトバンク戦の課題となってきます。
宮城大弥
本拠地開幕戦2カード目は日本ハム。
先発はこちらも今季一軍初登板の宮城大弥。
過去一番というくらいに真っすぐに強さがあったこの日の宮城。
技巧派というより本格派という投球で安心して観れました。
これで、侍戦士で2連勝。
代わりなき、至高なる存在
二夜続けて崩れた阿部の尻拭いをしてくれたのは比嘉幹貴。
初球で外のスライダーを意識させて内寄り真っすぐを詰まらせる比嘉十八番のピッチング。