~オリックス、ロッテに2勝1分けで中嶋政権下初のマジック点灯②! の巻~
マジック点灯
吉田凌が0点に抑え引き分け以上が決まったカード2戦目延長十二回の表が終わった時点で、試合途中ながら、中嶋オリックス初のマジック点灯。
涙にくれた2014年以来9年ぶりとのこと。
マジックが出たからと言っても優勝が決まったわけでないのは近年の経験上明らかも、今季はゲーム差が大差。
勝率も約1割程度上で、もちろん油断は禁物ながらその部分は選手と名将に託し、ファンは素直に、今回点灯したマジックをそのまま優勝へのカウントダウンとして楽しんでいきたいもの。
筋トレ
カード3戦目の先発は東晃平。
自信がさらなる自信を呼び、実力発揮、好投に結びつくという好循環。
高校時代に比べて食事と筋トレで20キロ増量とのことですが、その重量感がフォームの安定(再現性)と真っすぐの速さ・強さに繋がっています。
以前から強い真っすぐを投げるピッチャーは多かったオリックスですが、いまはまさに雨後の筍のよう。
その要因として挙げられるのはやはり筋トレ。
野球選手に筋トレは不要の時代はともかく、とにかく走れ走れと言われていたように持久系の筋肉を鍛えるべきという通説はすでに過去のもので、いまは投手も、というか投手こそ瞬発系の筋肉を鍛え、スピードアップに成功しています。
暗黒時代をより悪く言うつもりはありませんが、野球一本の生活をしながら入団当初と変わらず学生時代の細い体型のままの選手が多く、解説者からも苦言を呈されていたのがかつてのオリックス。
いまは多くの選手が、一回り大きくなったプロの身体に変貌を遂げています。
負けなし3勝目
その代表格が東。
数年前の激励会にて話した際はごく普通の青年というか少年に見えた東が、いまは画面を通してもその体の大きさが分かるほどに成長。
5回2/3/2失点で先発として負けなしの3勝目。
その激励会では今季(当時)の目標を「ローテに入ること、二軍で」と語っていた少年がいま堂々と一軍のローテにいることに、喜びを感じます。
奪三振率5.40のクローザー
一・二番に渡部・野口を並べたのは好手とは思いませんが、その分クリーンアップが躍動。
中川圭太・森友哉・頓宮裕真で全3打点。
ほぼ同年齢の3人が切磋琢磨も、軸に実績ある森がいるのがやはり大きい。
無得点に終わった試合以外の2試合でも打点を稼いでくれました。
1点差を比嘉、小木田、山田と繋ぎ、相手のエラーも重なりリードが3点に開いた九回に登板したのは平野佳寿。
低めにフォークを集めるいつものピッチングで、23セーブ目。
奪三振率5.40のクローザーなど近年いないのでは。
2勝1分け、マジック22
カード初戦に、NPBタイ記録となる連続1失点以下の大記録は途切れましたが、このカードも3→0(延長12回)→2失点と投手陣が奮闘し、1位2位対決を2勝1分けと負けなしで駆け抜けて、8連勝。
ここにきて首位チームに大型連勝されては他チームはどうしようもなく。
山下離脱が心配も、チーム全体としてはあいかわらずの上げ潮で、快進撃止まらず、優勝へのマジックナンバーは22。
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