~オリックス・頓宮裕真、開幕スタメン当確弾 の巻~
三番・頓宮裕真
バックネット裏まで赤一色に染まった舞洲での広島戦から中一日。
広島に移っての対カープ2連戦。
先制はオリックス。
初の三番に入った頓宮の一発。
真ん中に入った変化球をすくい上げ、レフトスタンドにツーランホームラン。
打った相手は昨年のセリーグ最多勝・大瀬良。
ゆえに、その本塁打の価値はさらに高く。
オープン戦といえど、ルーキーの三番起用は期待の表れ。
開幕スタメンどころか、開幕クリーンアップすらもありうる活躍には頭が下がります。
10試合で4失策
出場10試合で4失策。
この守備が頓宮のウイークポイントも、三塁転向一年目の選手を使う以上目をつぶる必要あり。
ただ、動き自体は決して悪くなく捕手出身ゆえスローイングも強い。
イージーなゴロほどいろいろと考える時間が生まれ、それが体を固くさせミスを誘発させている印象。
三拍子揃った選手などそうはいません。
もちろんさらなる守備力の向上は必要ですが。
九回に見せ場
同点の九回、
安達・福田の連打に西浦が粘って四球を選び、一死満塁で迎えるは再び頓宮裕真。
4球目のチェンジアップを打たされセカンドゴロも、ショート小園の送球エラーで勝ち越しに成功。
その2点を澤田が守り切り、広島に勝利。
ここ数試合、九回に見せ場を作るオリックス攻撃陣。
逆転の可否は別として、こういう粘りが観たかった。
いい試合が続いています。
東明大貴
先発はちょうど2週間後の開幕2戦目の登板が予想される、東明大貴。
7回/被安打3・与四球2・失点3(自責点0)は十分すぎる内容。
風貌通り淡々と投げこみ、広島打線を手玉にとりました。
七回の3失点はエラーが絡んだものも、二死からの2四球はもったいなかった。
ただ、大砲の鈴木誠也とバティスタ相手に低めに集めた結果ではあり、悲観することはないものの、そこまで無四球だったゆえやはりもったいなく。
それでも大事な開幕2戦目を十分任せられる内容。
ストレートは140キロに届きませんが、制球力に勝るものはなし。
広島の強さ
一昨日の舞洲・おおさか信金スタジアムでの試合と白黒は逆になりましたが、
リードするも失策が点に絡んだ点はほぼ一緒。
一昨日はファースト・杉本のエラー後に鈴木誠也の逆転スリーランを浴び、
今日の試合もファースト・マレーロのエラーから3点差を追いつかれ。
オリックス側のミスあれど、
相手からもらったチャンスを逃さず、試合の流れを的確に読みワンチャンスを生かせるセ・3連覇中の広島の強さの一端が垣間見えました。
育成の先輩・広島。
学ぶことは多くありそうです。