~オリックス、山本由伸で連勝ストップ の巻~
山本由伸×3点
オリックスの先発はエースの山本由伸。
その山本に、初回3点のプレゼント。
山本由伸×3点リード=勝率70%。
次の1点がオリックスに入れば80%が個人的見立て。
これが100%にならないのは、前回ソフトバンク戦の山本の不可思議な崩れが印象に残っていたから。
スタミナ不足
打てる球がないという圧倒的なピッチングをみせていた前回の山本。
が、上林、柳田に打たれ中村に打たれ、まさかの3失点(その後甲斐にも打たれ1イニング4安打)。
以前の記事でも書いていますが、今季の山本に関してはスタミナ不足が、個人的な不安要素。
キャンプで極端に投げ込み量を減らした今季。
結果を残している山本の取り組み、考え方を真似する選手がプロアマ問わず多くみられますが、まだプロ4年目の21歳。
なにもかもが正しいとは決して言えず。
先進的取り組みの答えは、今季のピッチングにかかっています。
100球
今回は前回以上に大きく崩れ、四回からは別人のピッチング。
100球以上の投げ込みを今キャンプでは行っていないとのことですが、六回100球前後から制球も定まらなくなり。
日本ハム戦では119球完投勝利を挙げているように、今回がたまたまということであればよいのですが。
ただ、エースが初回に3点貰って六回で交代していては格好がつかない。
さらに、守備の要・大城の死球退場があったからこそエースにエースらしい投球をしてほしかった。
犠打の嵐
初回、ジョーンズの押し出しに宗のタイムリー(+吉田の好走塁)で3点先制のオリックス。
その後は吉田正尚の本塁打1点のみ。
初回二死一三塁、バッター太田で宗を走らせる必要があったのか。
そして今日も犠打の嵐。
もう、どうせ犠打だろうと諦観しているので腹は立たなくなってきました。
ストレートのフォアボール直後に犠打
そして、追い抜かれた九回表。
打ち崩している森原は出てこずブセニッツ。
そのブセニッツ、先頭の安達にストレートのフォアボール。
初のセーブ機会での登板で浮足立っているブセニッツに対し、次打者小田に初球から犠打を命じた西村。
この球もボール気味の球で、荒れているブセニッツにあっさりとワンアウトを献上。
送ることで三番の吉田正尚に回るため、策としては理解できますが、TPOを考えると初球からする必要があったのか。
まあ、西村は隙あれば犠打なので、上に記したように腹は立ちませんが。
ただ、このワンアウトでブセニッツが落ち着きを取り戻したのだけは間違いなく。
荒西、今季一番の投球
七回に登板した増井がフォークを驚くほど完璧に見極められて3四球。
満塁のピンチ、バッター左の藤田にもかかわらずマウンドに上がったのは荒西祐大。
四球だけは避けたいという首脳陣の思惑がみえるなか、その荒西が無失点で切り抜けました。
最後の外スライダー、荒西、今季一番の投球では。
しかし今日の増井は厳しかった。
勝ち試合は到底任せられず、そうなるとまた、山田・ヒギンスの乱用ということになります。
そのヒギンスが打たれて負け投手となった今日の試合。
(ヒギンスに四球があったとはいえ)この一戦は山本が責任持って最後まで投げなければならなかった試合です。
ゲーム差4
5勝1分けが目の前に来ながらエースの乱調で落とし、このカードは4勝1敗1分け。
すっきりはしませんが、数字だけみれば十分。
なんだかんだで首位ソフトバンクと最下位日本ハムとの差は4.5。
5位・オリックスとソフトバンクの差はわずか4。
シーズン1/4が終了。
ロッテ戦での無様な6連敗がありながらのこの接戦には正直なところ不思議な気分ですが、なんとか踏ん張っているのが現実。