~オリックス、山本由伸の完封で天王山初戦を制す! の巻~
天王山
オリックスが1分け1敗と苦戦した楽天を2連勝で下したソフトバンク。
一方、最下位日本ハム相手に2連勝できなかったオリックス。
ゲーム差が3に広がっての1位2位対決。
オリックスファンからみても、首位攻防戦と称すには厳しい差ではありますが、これが今季最後の直接対決。
天王山と呼び、一縷の望みに期待します。
増井浩俊
堂々と天王山と呼べなくなったのは日本ハムに負けたから。
先発は現役最後の登板となる可能性のあった増井浩俊。
150キロを計測した真っすぐを軸に、逃げずに打者に向かっていきます。
崩れそうで崩れず、無失点で迎えた五回。
ストレートのフォアボール、ヒットと続いたところで増井交代となりました。
限界だったとも思いますが、たぶん五回までと言われていたはずで、しかもここを抑えれば勝ち投手の権利も。
それならばここまで気合十分、覚悟をもって投げていた増井にこの回までは任せてみてもよかったのでは。
惜しみなく
増井に代わっての登板は、村西良太。
前日の延長十二回の激闘で唯一登板がなかったというのが、いまの村西の置かれている立場。
にもかかわらず、その投手をこの大事な場面で起用する中嶋(と高山)の意図がみえず。
村西の跡を継いだのが前日おらず昇格即登板の本田に、1/3回しか投げなかった吉田凌ということを考えれば、能力よりも疲労を考慮した可能性大。
次戦がエース山本で中継ぎの負担は少なく、万一山本が崩れ中継ぎ陣を投入となると、その時点で今季は終了。
であるならば、ここは惜しみなく能力のあるピッチャーを投入して欲しかった。
村西がいつものように余計な四球を与え、清宮に一発食らってゲームセット。
これはさすがに中嶋のミス(中嶋曰く「ありえないミス」も出たとのことですが)。
エース・山本由伸
で、負ければ終わりの天王山初戦。
立ち上がり、絶好調の柳田を空振り三振に斬って乗ったエース・山本由伸。
差はわずか2点ながら、危うい場面はほぼなく、最後も柳田を空振り三振に斬って、114球の完封勝利。
これぞエース。
これがエース。
中5日で宮城
打線は4安打2得点とあいかわらずの寂しさ。
昨季の優勝メンバーから杉本、福田、安達、モヤ、ジョーンズがおらず、Tも不調となるとこれも仕方なしで今後も2、3点の勝負。
ゲーム差2と迫り2戦目は宮城大弥と千賀の対決。
千賀との対決を避けて宮城を月曜に移した一週間前。
一週間経ち、負けが許されない状態となり今度は中5日で宮城。
それならば一週間前もいらぬ策を弄さずそのまま宮城でよかったという思いも拭えませんが、引退を決めた師匠能見のためにも、なんとかなんとか。
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