～オリックス・山崎福也、自身初の二桁勝利！ の巻～
山崎颯一郎離脱
連勝止まるも西武にきっちり勝ち越してのソフトバンク戦。
その試合前、落とした西武戦で乱調だった、山崎颯一郎離脱の一報。
それを受けての中嶋の弁、「診断は出ましたけど、そこまでのあれじゃない。どっちにしろ、いつか外す予定だった。大事を取りました」（日刊スポーツ）
そのことばを額面通りそのまま受け取られるかは別として、ファンとしては軽症であることを願うばかり。
チェンジアップ
ソフトバンク戦の先発は、自身初の二桁勝利をかけて5度目のチャレンジとなる山崎福也。
思い起こせば、前回の登板は3連覇決定日。
乱調ながらも山崎が最低限粘ったことで生まれたあの感動の余韻は、ありがたいことにいまもなお続き。
さて、山崎。
最近の不調の原因は抜けの悪くなったチェンジアップ。
この試合でも序盤に立て続けに大きな当たりをされていたように、今季の快投を支えてきたチェンジアップにキレがなく。
若月
それを見抜き、チェンジアップをすぐに捨てたのが若月。
この好判断が山崎の大願成就に繋がりました。
中盤チェンジアップをほぼ投げず他の変化球で勝負し、山崎を好リード。
その若月は打でも貢献。
唯一の得点となった若月の第5号アーチがなければ、山崎がいくら無失点に抑えても勝ちは付かず。
女房役が稼いだ一点を女房役が必死に守る。
1-0で凌ぎ切り、若月さまさまの、山崎福也二桁勝利。
山崎の力投
とはいえ、もちろん8回無失点の結果は山崎の力投あってのもの。
初回先頭の周東相手を3-0から抑えたのが大きく、スライダー・フォークのキレもよく、高さほぼ間違わずで、安心して観ていられました。
また、自身の好フィールディングで危機も脱し。
山本のゴールデングラブ受賞に異論はないものの、山崎の守備力もかなりの高レベル。
日米通算249セーブ
ここまできたらそのまま山崎に全責任を取ってもらう、つまり自力で二桁を掴みにいってもらう方がよいのではと思いましたが、中嶋の判断は平野への継投。
こちらも先頭の周東の三塁線への当たりがファールとなったのが大きく、その後は真っすぐをきっちり内に投げ切り、三人で片付けて、山崎に二桁記念のボールをプレゼント。
平野はこれで日米通算249セーブ目。
次戦の仙台での楽天戦はいつもなら上がりのはず。
大記録はぜひ地元で叶えてくれれば。
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