~オリックス、2019年トライアウト の巻~
大阪・舞洲で行われた、2019年の12球団合同トライアウト。
12球団持ち回りの今回はオリックスが担当。
そのオリックスからは、岩本輝と青山大紀、宮崎祐樹の3人が参加。
昨年のトライアウトは生で観覧できましたが今回は速報記事より。
各球団プロスカウトを置き始めある程度の評価が済んでおり、社会人や独立リーグは別として、NPBの各球団にとってトライアウトはもはや形骸化しているのでは。
昨年のトライアウトでの評価は下から数えた方が早かった成瀬が(縁故込みで)オリックスに入団したように。
実際、目星をつけた選手には、前楽天の嶋や西巻のように個々球団で獲得の打診をしています。
宮崎祐樹
まずは、宮崎祐樹。
年齢も年齢でこのまま引退かと思っていましたが、舞洲に再登場。
いの一番に打席に立ち、右投手3人左投手1人から4打数0安打。
貴重な右打ちの野手でパンチ力もそれなりにはあるものの、長打が不足しているオリックスで今季出番がほぼなく、結果も残せなかったのが現状。
その明るいキャラクターや人間性は独立リーグのコーチにはもってこいの印象ですが…。
青山大紀
次に、青山大紀。
3人の打者に1四球・2安打で一つのアウトも取れず。
高校から社会人へ。
実績がほぼないにもかかわらずプロ行きを許諾したトヨタ自動車。
そんな青山の未来に賭け獲得したオリックス、そして東海担当の由田慎太郎スカウト。
判断はトヨタがオリックスを上回っていました。
台湾ウインターリーグに、大爆発した吉田正尚と同時期に派遣され、そのときは素晴らしい結果を残した青山でしたが…。
岩本輝
岩本輝。
3人の打者相手に2つの内野ゴロと1四球。
開幕時はオリックスのセットアッパー的役割を担った岩本が半年後まさかトライアウトのマウンドに上がっているとは。
プロの厳しさの一例です。
今季は制球難が著明にみられましたがこの舞台でも与四球一つ。
さあどうなるか…。
絆創膏的役割
もしトライアウト参加選手の獲得をするのであれば、ほぼどのチームも、当座のチームの弱点を埋める絆創膏的役割をと考えてのものでは。
育成に舵を切ったオリックス。
であれば、そのチームの弱点も(ほぼすべてが弱点ですが)、経験を積ませるために若手を起用していかねばなりません。
でなければ、守りに加え、貧打のオリックスではその非力な打すら頼っていた鈴木昂平の人身御供的引退が意味をなしません。
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