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田嶋大樹

~オリックス・田嶋大樹、プロ初完封! の巻~




田嶋大樹、プロ初完封

八回終えて101球。
肘痛の過去あれど、そのボール、腕の振りはまさしく肘痛以前のもの
であるならば、当然マウンドに立つべきピッチャー。

九回、先頭の茂木に10球粘られるも力のない内野フライでワンアウト。
次打者田中はストレートで空振り三振。
110球超えながら球速は144キロ。
そして最後は三割打者の鈴木大地をショートフライに打ち取って、田嶋大樹プロ初完封



ストレート

開幕以来ずっと安定したピッチングを続けながら、無援護と急所での一発に泣き、いまだ1勝。
前回はいよいよ緊張、いや辛抱の糸が切れたか、大崩れで2回ノックアウト。

一回ローテを外してもと書いたほどでしたが、やはり田嶋。
しっかりと修正し、完投完封劇。

ずっと書いてきていますが、田嶋に関してはストレートで勝負できるか否か。
今日はとにかくストレートで攻めまくり、勝負球はほぼストレート
しかもそれを楽天打線が振り遅れて捉えきれない。

ただ一言、圧巻のピッチング。
だからこそ、プロ初完封という明確な結果でこの快投を締めくくれたのは、田嶋にとっても大きな自信となったはず。



三本柱

完封直後、表情の緩んだ田嶋。
ポーカーフェイスの田嶋がマウンドでみせた初めての笑顔では。

昨日は山本由伸。
今日は田嶋大樹。
能力が明らかに他と違う両投手。
山岡も加えての三本柱は他球団に全く引けを取りません(というか今後の成長具合を加味すれば12球団一かも)。



杉本裕太郎、今季第1号

田嶋がいつも通りの好投をみせるも、打線もいつも通りに援護できず。
0‐0の均衡を破ったのは杉本裕太郎の特大アーチ
NHK‐BSのテレビカメラも行方を見失った打球はレフトポールを巻いてほっともっとの二階席に。

この品のない打球が杉本最大の魅力。
ようやくの今季第1号

これだけ試合に出ていられるということは、長打より確実性を求めた打撃変更はいまのところ成功。
打率も.263と昨年までの杉本では考えられぬ数字。
そして、中嶋の辛抱
これが実はかなり大きい。



大下誠一郎

話題の大下誠一郎は今日はファーストでのスタメン起用。
Tもジョーンズもスタメンに名を連ねていませんでしたが、それが全く気にならなかったのは大下という楽しみな選手が観れるから。

その大下、今日もヒット1本。
しかしそれよりも守で魅せました。

初回、安達のワンバン送球を掬い上げる好守でピンチの芽を摘み、
内野フライには大きな声で「got it」を連呼しキャッチ。
その声には元気者の伏見も遠慮。



積極性

初回の好守がなければ、先頭打者が出塁となり田嶋の完封もなかったかも。
そして、「got it」の連呼は積極性の産物
これこそがオリックスというチームに最も欠けているもの。

大下にはチームの雰囲気を変える役割を求めていたのですが、心身ともに貧弱なチームの根本を変えてくれるかもしれません。

大下の大声に飛ばされた伏見ですが、貴重な追加点を自らのバットで叩き出しました。
伏見のこのソロは非常に大きかった。

田嶋の完封を導いたのはもちろん伏見のリードのおかげ。
いま、オリックスの正捕手は伏見寅威





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