~オリックス、首位攻防戦?を勝ち越し2位とゲーム差は6 の巻~
首位攻防戦?
千葉に乗り込んでの首位攻防戦。
まだシーズン中盤の時期でしかもゲーム差は5。
これを首位攻防戦と呼ぶべきか否かは別として、2位との対決でまさかの3タテを喫すれば2ゲーム差となり首位争いは混沌となり、まさかのスイープとなればゲーム差8で一気に独走状態へ。
その大事な初戦の先発を託されたのは山本由伸。
ピンチらしいピンチは五回のみでそこを凌いで、7回無失点。
白眉は七回のブロッソーから見逃し三振を奪ったアウトロー154キロの真っすぐで、コース、球威ともに文句なく、これぞまさに、日本のエース。
外野手
山本への援護は、好調中川圭太とロッテのセンター藤原。
薄暮で見えにくい状況とはいえ、本拠地の選手が大事な試合でこのようなプレーをすれば批判されてもやむなし。
そのような環境下で7年ぶりに外野手として森友哉を起用したのが中嶋。
下で外野の練習しつつもさすがに千葉ではないと思っていただけにまず驚き、また、その森をさっそく二番で起用し同日に一軍復帰の太田を一番で用い、森1打点に太田1得点。
昇格即スタメンの両選手がこの日稼いだ2得点にともに関与は、さすがの中嶋と称賛しかなく。
オリックスが誇る、代えがたきエースと代えがたき指揮官の働きで、まず先勝。
宮城で完勝
2戦目は宮城大弥で完勝。
七回に崩れ、代わった比嘉が打たれ3失点となりましたが、二死からの茶谷の打球は紅林ならば捕れていたのでは。
降り続く雨の影響で、紅林が送球にだいぶ苦労し、ロジンも使い物にならなくなるほどの悪条件でしたが、よく踏ん張りました。
また、チェンジアップを効果的に使いスローカーブも勇気をもって連投させるなど、捕手復帰の森の好リードも光りました。
4打数4安打
15安打8得点と爆発したオリックス打線。
その主役は1本塁打含む4打数4安打の中川圭太。
ここ3試合で3本塁打。
右に左にと広角打法の中距離打者が二桁打ってくれれば、チームとしては大助かり。
太田椋も、右への打球が伸びる彼らしい一発で2試合続けて勝利に貢献。
宜保が掴んだ感のある二塁定位置を振り出しに戻した一打でした。
リクエスト
こうなれば、ペナントの火も一気に消してしまえと強気で迎えた3戦目でしたが、緊急登板という点を考慮し中嶋がもう一度チャンスを与えた先発ワゲスパックが再びもう一つの内容で、負けました。
最終回に1点返しなんとか完封阻止が精一杯。
六回、頓宮の足がもう少し速く、1点でも返すことができていれば。
一番近くで観ていた田口が諦めていたにもかかわらず、中嶋ここでリクエスト。
万に一つに賭けたリクエスト、中嶋がこの1点の重要性を認識していたのが窺えます。
勝ち越し
最後一発出ればの機会まで作るもそう簡単に劇的なことは起こらず。
一応の首位攻防戦は2勝1敗。
スイープに手をかけただけにもったいなさはあるものの、2勝1敗は御の字。
これで4カード連続の勝ち越し。
このペースを継続できれば、吉報は自然とやってきます。