~オリックス、山本由伸またも崩れて日本シリーズ黒星スタート の巻~
日本シリーズ
大学生に即戦力候補が多くいたにも関わらず、1位~4位に将来性豊かな高校生を指名したオリックスの2023年ドラフト。
これに関してはまた後日。
59年ぶりの関西対決となった日本シリーズ。
阪急、近鉄、南海とパリーグに在阪球団が3つあった時代はすでに過去で、いま関西対決となるにはオリックスと阪神ともに勝ち上がってくるしかなく。
その2球団はともにペナントを大差で制し、CSも完勝で勝ち抜けて、日本シリーズの晴れ舞台に堂々と登場。
関西での阪神人気に泣いてきたオリックスとオリックスファンにとっては、これ以上ない相手との対決に楽しみしかなく。
ノックアウト
オリックスvs阪神の日本シリーズ初戦の先発は、もちろん、エース・山本由伸。
立ち上がりは特にいいも悪いもなく、四回、エラー絡んでの無死一二塁のピンチを力のある真っすぐで詰まらせて併殺で切り抜けこのまま阪神先発・村上との投手戦が続くかと思いきや、五回に崩れ六回も立ち直れずで、5回2/3/被安打10・失点7でノックアウト。
CSファイナル初戦も被安打10の5失点と、これで2試合連続の大崩れ。
CS時も書きましたが、体の開きが早く真っすぐがシュート回転。
直球変化球全てが勝負球の山本ながらも、基本の真っすぐがこれではなかなか厳しい。
五回の2つのミス
それでもなんとか修正できるのが山本も、自身が絡んだ五回の2つのミスで精神的にも動揺し制御できず。
ヒットで出塁した先頭の佐藤輝が初球に盗塁。
初球フォークだったのもありますが、初回中野をあれだけ完璧な送球で刺した若月でもどうにもならないくらいの余裕のセーフは、山本が無警戒だった証。
また、1点失っての一死一二塁でのバント処理。
坂本の小飛球はインフィールドにならずここはワンバン処理からの併殺狙いが常套手段も、ゴールドグラバーの山本が素早く駆け付けフライアウト。
若月は併殺を狙っており、若月に任せていればここからの3失点は防げました。
相手投手の出来もあり、山本の錯覚もしくは焦りが生んだこの3失点で試合は終わりました。
日本最後
無警戒と錯覚もしくは焦り。
3年連続投手四冠と完全無欠の山本も当然に人の子であったということ。
大崩れ二度続けば心配も、次戦があれば九分九厘(とりあえずは)日本最後。
期待を込めて、本拠地ラスト登板は修正しいつもの山本に戻ってくれるはず。
打線は村上の前に沈黙。
真っすぐと同じ腕の振りから投じられるカットボールは制球もよく素晴らしいの一言。
次戦攻略できるのかと不安になるくらいの好投でした。
「中嶋監督らしい」
頓宮に紅林はスタメン入りするも杉本は間に合わず。
その代役は池田陵真。
一番起用には驚きましたが、BS解説の吉田正尚曰く、いわゆる「中嶋監督らしい」。
結果は伴わずも、奇を衒ったわけでなく、これが普段の中嶋采配。
普段のことゆえ臆することもなく、この流れは2戦目に続きます。