～オリックス、投手陣奮闘、接戦制し日本ハムに2勝1分け！ の巻～
森の配球ミス
日本ハム3連戦初戦は、山下舜平大と上沢のマッチアップ。
苦手上沢にはお試し先発をぶつけることが多かった中嶋ですが、ここは山下で勝負。
その山下、真っすぐ走り、立ち上がり三者連続三振の好スタート
しかし二回、下位打線に連打を浴び先制点を許したのは誤算。
打たれたのはともに高めに入った変化球。
打たれた二人に投じた真っすぐはすべて155キロ超。
非力な打者があれだけ真っすぐに振り遅れていたところでの半速球、変化球勝負はもったいない森の配球ミス。
さすがの森
しかしさすがの森。
その裏の先頭打者として二塁打を放ち先制のホームを踏み、すぐにバットで取り返しました。
森は、延長十一回無死一塁のチャンスで打席に入り併殺。
しかし当たりはよく、飛んだ場所が悪かっただけの不運。
また守りでも二回を除き山下、宇田川、平野、山岡を好リード。
特に十回十一回の山岡のピッチングはお見事の一言。
ドロー
山岡が3イニング目に入った延長十二回。
一死二塁から代打郡司の当たりは二塁手頭上を低く越えるライナー。
失点を覚悟するも、余裕をもって生還を阻止。
三塁回ったところで二走・江越の足がややもつれましたが、ここは腕を回した三塁コーチャーの判断ミス。
郡司の当たりでの江越のライナーバックによるスタート遅れをしっかりと認識していれば、野口の捕球態勢が横だったとしても回すタイミングではなかったはず。
ここを凌ぎ、初戦は1-1、延長十二回のドロー。
9勝目
2戦目は山崎福也が好投。
スコアリングポジションに再三ランナーを許すも、ここで粘れるのが今季の山崎。
6回2/3無失点で自己最多となる9勝目。
なぜ今季の山崎がここまで勝てるのかというのが分かるこの日のピッチングでした。
六回一死三塁、万波の止めたバットに当たった打球は山崎の頭上を越えセカンド・ゴンザレスの前。
ベアハンドで掴み即バックホームはゴンザレスの好プレーも、ゴンザレスの邪魔にならないよう即座にグラウンドに伏せた山崎も好プレー。
紅林、中川のソロ2本で逃げ切り、2-1で勝利。
東晃平
3戦目も接戦。
東晃平と上原のマッチアップは打撃戦も予想されましたが、両投手が好投。
互いの好投がさらなる好投を呼ぶという形の投手戦で、東は7回、上原は9回無失点。
東はここ2試合5回を投げての2連勝が自信となったのが窺える落ち着いたピッチング。
実力を発揮するにはある程度の数が必要なのは打者も投手も同じです。
好投のどちらにも白星つかずも、どちらにも黒星が付かなかったのが両投手にとってはまだ救いか。
打てないなりに
東からのバトンを受け取った山田、平野、山崎、阿部が無失点で抑えての十一回裏。
一死満塁から決してよくない当たりの中川の打球が三遊間に転がり、ゲームセット。
粘り抜いたオリックスが今季7度目のサヨナラ勝ち。
沈む打線のなか中川が連夜の殊勲打。
打率.255と決して高くないものの、森同様（森と比べれば得点圏打率も高くないですが）いいところでの働きが目立ちます。
初戦引き分けたあと、中嶋に「ピッチャーに対して申し訳ない」と謝らせた打線は、残り2戦打てないなりになんとかした印象。
この3戦で計4得点、ここ7戦、3→0→1→2→2→1→2→2と低得点で推移する状態ですが、投手陣の奮闘あり、4勝3敗1分けと耐えています。
ゲーム差7.5
このカードも2勝1分けと勝ち越し。
考えると、初戦上沢から逃げず山下をぶつけ、ここで勝てずも落とさなかったのが大きかった。
2位とのゲーム差は7.5。
いよいよマジック点灯が近づいてきました。
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